プチ探検家の花子(@a10hon51)です。
今回は、福島県大内宿の茅葺集落のくらしに根付く防災意識について。そこから、SDGsを学んでみようと思います。
大内宿の結
まずは、大内宿の暮らしとこの村を繋ぎ続ける人々の暮らしを見て見ましょう。
「自分達の家は、自分達で守る」なんだか、普段、わたしたちは当たり前と思っていることで、意識もしたことがなかったから、グッときます。
【わたしにとっての大内宿】
会津人の私にとって、大内宿は、子どものころから当たり前に存在していたし…人気観光地なんだけど「魅力」と聞かれても即答できない部分があったの。
だから今回は、都会の知人に大内宿の魅力を聞いて、調べて、行ってみました。
私が「当たり前の景色」って思っていた景色は全く、当たり前なんかじゃなくて…そこを守り継ぐ人々が必死に守り育み残すために考え、繋いできたんだと知りました。
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大内宿を歩く 自主防災を学ぶ
これまで歴史的景観を保存できた最も大きな要因は火事を最小限に食い止めてきたからにほかなりません。
茅葺屋根は夏は涼しく、冬は暖かいエコ住宅。ですが、なにせ火事に弱い!これが弱点なのです。
参考資料:茅葺屋根から家づくりのヒントを得る
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大内宿 住民憲章をみる②
大内宿を守る住民憲章 6〜10 pic.twitter.com/ksutvj8OwA
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) 2021年11月18日
№8防火体制の決めゴト!。こういうことも集落で決められてるね
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自主防災が独自に変化した大内宿
福島県の会津若松市の南側にある「大内宿」は、高い山々に囲まれた盆地に立地している宿場町です。
火事になると、なかなか消防の助けが呼べず、村全体が消失する恐れがあるのです。
会津弁?では「くすぶる」って
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) November 11, 2021
言うんだけど
茅葺き屋根は自動点火装置の
ような構造になっているらしく
鎮火しても鎮火しても
燃え上がって来るんです😱
茅葺き屋根にトタンの家は
まだまだ会津に多く、
その家が火事になると
消防団はヘトヘト(; ̄д ̄)
寝ずに火の番をしないと
消火出来ません
そのため大内宿では、火災への自主防災が、独自に進化してきました。
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大内宿 一斉放水
毎年9月1日、大内宿で火災訓練の一斉放水が行われています。
音で聞く大内宿の一斉放水
#744 『大内宿の一斉放水』(18/9/30 放送) | 音のソノリティ - 世界でたった一つの音 - |日本テレビ
集落全員が防火の危機意識を持って、毎年取り組んでいるんだって。
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御神火載火
大内宿の雪まつりの「御神火載火」。
大内宿雪まつり、御神火載火が迫力あった。にしても寒そう。 pic.twitter.com/4IlvFzaOG7
— mew (@m_e_w_012) 2019年2月9日
これも火の神様への御祭なんでしょうね。
令和3年、令和4年は「大内宿雪まつり」中止😭
過去記事:
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防災まちづくり大賞
防火にたいする意識は、子どものころから育むらしい。(火事絶対ダメ!)
大内宿の子どもたちは春休み、夏休みの夜に拍子木を持って「火の用心」の見回りをするんだって。
この自主防災の取り組みで、平成11年度に防災まちづくり大賞「消防科学総合センター理事長賞」も受賞しているの。
参考資料:【消防科学総合センター理事長賞】文化財(大内宿)を守る自主防災活動 | 消防防災博物館
↑↑これはすごい文化なので読んで欲しい
(小声の内緒話😅)
大内宿集落の子どもたちが通う江川小学校。少年消防団の取り組みをサポートしてきたんだけどね…。
時代の流れで「小学校自体が一集落の自主防災活動に関わるべきか」なんて議論も起きているという噂。
ゆとり教育も終わり、先生方も超多忙だし。児童も大内宿集落の子以外もいるわけで…。文化継承には課題もあるのよね。
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大内宿の防火設備を探す旅
大内宿の防災設備に注視して町散策🚶
【写真】
写真の脇の部分を ←→ タップして。数枚みれます
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各家に防火設備格納庫(埋没式)があるし、消火栓もすごい数、設置よ!
大内宿で「現代にも通ずる防災の知恵」を是非、学びながら歩いて欲しい。
「水」で、火除けの呪いですね(大内宿以外にもあります)
— だの (@Dhanow) September 22, 2018
この地を守り抜く…。
そんな声が聞こえてきそうな散策でした。
大内宿の結…茅葺屋根の技術伝承の記事はコチラ↡
大内宿からSDGsを学ぶ
大内宿のこの防火訓練。防火意識!
⑪住み続けられるまちつくり
それはもちろん
子ども頃からの防災教育でいえば
④質の高い教育をみんなに
茅葺屋根でのくらしは
⑮陸の豊かさを守ろう
うむむ。+゚。*(*´∀`*)*。゚+
大内宿のくらしから、私たちの生活のヒントが見えてきます。
さいごに…大内宿の防火訓練
うちの息子も去年地元消防団に入りました。
旦那さんが消防団をしていたころの15年ほど前とは全く今は時代が変わり、人員不足で合併され、昔ほど強固な仲間意識はなくなっているようです。
消防団はほぼボランティア活動。全国どこでも人員不足は深刻です。
市役所でこんなポスター見つけました。慢性的に人員不足の消防団…仕事をしつつ活動するのはなかなか大変ですけど、若い人が協力してくれるとよいなぁと思います。 pic.twitter.com/N0F705PuPW
— 有)いのくま畳店「大分 日田」 (@INKMtatami) 2020年11月19日
コメント見てると消防団だけでなく町内会、PTAも同じく時代遅れシステムという声がチラホラ。
— 火の用心オジサン 元消防団員のガス抜き (@wB4atHgKbppcArO) 2021年1月25日
そしていいねと👎の数の差。
👎押す人一定数いるけど、批判って言っちゃダメなのかね?
消防団員の待遇改善を検討 減少に危機感、人員確保へ(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/eJVjgPUuRe
人のために。ましてや大内宿の村のために…。この時代、そんな結の精神で繋ぐ村に心打たれます。
「人生ここから」なにかを始めてみたい方、ぜひ大内宿を旅してください。貴方の暮らしのヒントが何かみつかるかも…しれませんよ✨。
今日の話はここまで。
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