「会津の東山にこんな素敵な滝があったなんて…。」古本屋でこの本をみつけて、衝撃を受けました。
この本は旅行ガイドには載っていない福島県の滝や湧水巡りを特集した本なんですけど…。
今回ご紹介するのは【東山大滝】。
この本で滝の存在を知り、思い焦がれて、ようやく辿り着けた滝の話です。
東山の場所
『東山大滝』は名前の通り、
福島県東山にある滝です。
東山は悲劇白虎隊『十九士の墓』がある飯盛山から近く、会津を観光するのにとても適した場所にある温泉街です。
東山温泉を知らない人は、会津近郊に居住している人なら、まず、いないでしょう。
なんか映画のセットみたい。
— しん・り爺 (@lrST30nEer9tO0u) August 17, 2019
昭和感がたまらん。
花子さんに感化され
パンフレットや入場券などを
まとめようと
スクラップブックを
100均で購入してきた
そうなんです。昭和のレトロ感がただよう温泉街。私の大好きな場所です。
東山温泉には『新選組の土方歳三』が湯治した湯もあり、歴史好きにはたまらないスポットらしいです。
秘境に足を踏み入れる勇気のない方。東山の温泉街散策、すごく楽しいですよ。温泉散策路コースを2時間かけて散策しましたが、かなり楽しかったですよ。
(´∀`*)ウフフ
【問い合わせ先】東山温泉観光協会
TEL:0242-27-7051
東山大滝
会津の東山温泉は知っていても、東山大滝の存在を知っている会津人は、どのくらいいるのだろう。
冒頭に紹介した本『MONmo』で紹介されていた東山大滝の記事。
もう。一目惚れでしょ。
でも、会津人のほとんどの人が、聞いたことも見たこともないくらい知られていない滝だと思います。
会津若松市東山。
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) 2019年6月1日
湯川水系源流に滝があります。
息子が「今日は探検に行かないの?」って言うんで、通行止めの再挑戦。
1枚目 息子登場。
3枚目 滝の水量のすごさに岩々が割れそこから水落ち。#iPhone越しの私の世界#ふくつぶ #福島撮影隊 #会津若松 #会津カメラ部 #ftvみんなの天気 pic.twitter.com/wlEp780hAM
東山に…。会津若松市内に…。
こんなスポットがあったのか。
(;゚Д゚i|!)
ドキドキするほど感動しましたので、この思い伝えます。
物凄い。水量。
落差15メートル。幅8メートル。
東山ダムの上流に位置する東山大滝。
あのダムの水が…この滝を通ってダムに貯水されるのだから、半端ない水量、水圧の滝です。
近づくと物凄い水しぶき。一面、ミスト状態。いたるところに薄明光線が見えます。神がかった神々しい雰囲気です。
これだけでも胸キュンですが…。
下の動画も見てほしいです。
(≧▽≦)ステキ💛
東山大滝の水量が凄すぎて、滝の近くの岩から長い年月をかけて水がしみ出し、こんな幻想的な光景になっています。
この下に生える苔が美しい。iPhone撮影では一画面に収めきれません。
常に滝のミストを浴びる植物たちは生き生きと輝いて見えます。
雑誌『MONmo』では、
滴る素水は、地下水?。
((φ(..。)えっ。そうなのね。
東山大滝の場所
東山温泉街の一番奥『東山グランドホテル』より車で約30分ほど行った場所にあります。
地図から見てもわかるように、猪苗代湖の裏側に近い位置にあるため『東山』というより、東山から湊へ抜ける街道の手前…と言った方がいいでしょう。
東山の最後の集落をこえると道幅が極端に狭くなってます。
最終集落を越えると、対向車とすれ違うことはほぼありませんが…。バイクの大群に襲撃されます。
ここはツーリングロードとして知られている場所らしく、週末には、バイクがビュンビュン来ます。
すごい集団になると50台越える群衆になって現れますので、ヤバい道です。
先方も車が来ない道だと思って気持ちよく飛ばしてきますので、運転には十分にお気をつけて大滝を探してください。
運転していると、巨大な金剛力士像が突如あらわれます。不気味です。この石像から車で5分で、東山大滝に到着です。
この道はゴールデンウィーク直前まで通行止めになりますよ。夏から秋が見ごろだと思います。
あの雑誌で東山大滝の存在を1月に知って、いても立ってもいられず。
1月~4月まで、毎月この通行止めまで来ました。(;'∀')…まだ、開通してないって…。
(;゚Д゚i|!)。思い焦がれてましたよ。やっと開通したよ!!
会津若松方面からくると、東山大滝の前に『小滝』があります。小滝は道路から見える場所です。
…小滝については…後で紹介しますね。
ポイント:『小滝』が見えたら、窓を開けてゆっくりと走行してください。若松方面からくると大滝の看板が大変見づらいところにあります。
走行して1~2分で、水量が多い滝の音がしてきます。音が近づいてきたら道路左側に車3台ほど駐車できる待避所があります。駐車場の看板はありません。
そこが『東山大滝』の駐車場です。
道が細く、カーブが多く、バイクが凄い勢いで来ます。駐車場を通り越してしまうとUターン&バックで駐車場に戻るのが困難です。
上記の通り、小滝からは窓を開けてゆっくり運転した方が得策です。
駐車場から東山大滝までの道
駐車場から大滝の姿は、ほぼ見えません。音だけが頼りで突き進みます。滝までの道のりは2コースあります。
①コース 直下
駐車場から道沿いをあるくと、大滝の看板が出てきます。
足元を見て!!
堺石があるはず。
よく見渡して。そのあたりから、1本のロープが出てるはず。それを使って直下します。
コレ。コレ。このロープ。見えますか。
みぃさん。さすがだわ。
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) June 1, 2019
わたし…真面目人間だから標識に従ってしまったわ。でも行かずに正解。
画像はイメージだけど。こんなくらいのちょっと命がけの道だった。
冬の東山大滝は立ち入り厳禁です。 pic.twitter.com/PCukAq5Q6W
ドキドキのロープ直下をすると『東山大滝』が目の前に広がります。
②コース やぶ漕ぎ
駐車場の左側奥に人が歩いたような形跡を発見。私たちは今回②コースで滝まで行きました。
かなりの急こう配です。しかも、降りるときに、掴めるような木々がありません。iPhone撮影ではわかりにくいのですけど。
降りるときは、十分に気をつけくださいね。
すると、滝の随分、手前に出ました。ここから道はありません。
今回は長靴でなくスニーカーでした。長靴だと川の中を歩いて、一気に滝下までいけると思います。
スニーカーの場合は、左に見える木々をかきわきて、滝下まで進みます。
だいぶ近づいてきました。今回、出先から急遽、滝に来ることにしたのですが。やはり、長靴、軍手は必需品です。
息子は枝を触って、手のひらにトゲが刺さってしまいました。
反省…。(;´・ω・)
もうすこし、近づけるはず。水しぶき地点まで到達しました。
いつも同じことを言ってますが、iPhone撮影ではこの幻想的な風景を伝えきれない。
私のいる岸から反対側に鳥居とお社があったのですが…。水流が凄いのと、長靴でなかったために、行くのは断念しました。行って参拝したかったな。
帰りは①コースの直下の道。
①コースは帰りに発見したのですが、登りに使う方がイイです。下りはなかなか…山岳技術がいるかもね。
①直下コース『ロープ始まりの場所』の風景。ここからロープ登山が始まります。
ロープ道を終えて、堺石の辺りまで辿り着きました。
東山大滝の滝口
東山大滝の見どころは、滝口(水の落下開始場所)が見れることです。私たち、滝への降り口がわからず、最初に立ち寄ったのがココでした。
東山大滝の①直下コースの入口を左側(息子が立っている方向)に進みます。
すると、開けた木陰の川辺が出てきます。小さな滝があります。
足場があまりにもイイので…。駐車場について、はじめ、ココが大滝かと思いました。
でも、雑誌に掲載されていた大滝との形が違うため、ウロウロ。
左側にこの滝があるのに…。轟音が右側から聞こえる。
「ん?」もしや。これが滝口じゃん。そう思っていると…
「お母さん。ココから滝に行けるんじゃない?」と息子が滝口に近づいていく。
会津若松市 東山大滝の滝口。危なかった。息子、もう少しで転落するところだった。#会津の宝探し #滝 #滝好き
あぶない!
って、私の大絶叫で、一命を取り止めました。
『プチ探検家』として活動し始めたのが、今年2019年からだから、滝巡りに息子を同行させたのも、今回が初めて。
彼も興味深々で…。
落差15メートルの滝。
落ちたら明らかに即死でしょう。いや~。心臓止まるかと思いました。
東山大滝の滝口はかなり開けて、間伐もされてます。でもココは滝口です。お気をつけて、見学してください。
東山小滝
東山小滝は道路沿いから全貌確認できます。わかりやすいです。車一台ほどの待避所があります。
この日は正午に到着。滝に木の影が映り込んでいます。
滝までの道はこんな感じ。
水浴び目的なら、サンダルでも、歩けないこともありません。
Instagram post by 花子(登録販売者) • Jun 22, 2019 at 2:47am UTC
小さなお子様でも、そんなにあぶなくない滝です。滝を触れさせるには、いい場所かな…と、思います。
追記:2019.8.20
土砂まじりは危険信号
— しん・り爺 (@lrST30nEer9tO0u) August 20, 2019
だよね。安全そうな小さめの滝でも、大雨の日は滝に近づいちゃだめだよ。
了解。(*'ω`*)ゞ
東山温泉の滝巡り
冒頭から言ってます通り…。
生まれも育ちも会津人の私にとって「会津の東山に滝がある」って存在を知っただけで、想像もしていなかった大発見なわけです。
なんども「冬期間通行止め」の看板を見ては(東山から30分くらいから)Uターンして戻ってくるわけです。
そのたびに、雪の東山温泉街を散策。落差3mほどの小さな滝や名前のない滝を探して回る日々を繰り返していました。
会津 くもり
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) February 19, 2019
東山温泉街を散策してます。
手袋ないと手がかじかみます。
七二節季「雨水」雪が雨に変わる時期#ふくつぶ #福島撮影隊 #会津若松 #会津カメラ部 #iPhone越しの私の世界#ftvみんなの天気#七二節季 #東山温泉 pic.twitter.com/B8kGqy2voC
雨降の滝
雨降りの滝は『東山グランドホテル』の脇、橋の下にありますよ。落差3m。
会津 くもり
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) 2019年2月19日
東山で『雨降の滝』を発見❗️
こんな身近な場所にあったなんて。
Σ('◉⌓◉’)#ふくつぶ #福島撮影隊 #会津若松 #会津カメラ部 #iPhone越しの私の世界#ftvみんなの天気#七二節季 #東山温泉 pic.twitter.com/tKHHAqSylG
滝だと思って探すと小さいから、ちょっとショックかも。
会津 霧雨。
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) 2019年2月20日
きのう東山温泉の奥まで探検したら、
滝が凍っていた。
若松市内なのに、寒いのね。
しかも、携帯圏外地帯でした。#ふくつぶ #福島撮影隊 #会津若松 #会津カメラ部 #iPhone越しの私の世界#ftvみんなの天気#七二節季 #東山温泉 pic.twitter.com/SjxY6iS4XS
雪の温泉神社を巡ってみたり。もう…会えない滝に恋い焦がれて…東山に通う日々でした。
猿滑の滝
東山ダムを越えて、『猿滑茶屋』が右側にあります。※今はお店やってません。
そこで滝の音がするので、音に向かって歩くと、猿滑の滝があります。
猿滑りの滝…発見。落差は3m、水量は多い。銀世界に包まれていました。福島県会津若松市 東山 湯川水系#滝巡り
これが『猿滑茶屋』です。
伏見の滝
画像が大変悪くて申し訳ない。
『庄助の宿 瀧の湯』のエントランス兼駐車場の付近を歩くと滝の音が聞こえます。覗き込むと…それが伏見の滝です。
夜、係員がいない隙をみて撮影したので、画質悪いです。しかも、滝との距離が遠いのでiPhone撮影向きの滝ではありません。
湯川水系と無名滝
東山の奥には、知る人ぞ知る美しい川の流れがあります。
名前も付けられてない滝もあります。水量は少ないですが、品があって…。私は好きです。
こちらも無名滝。
この滝の動画です。
雪景色になんとも…か細い滝です。
その他、温泉街には旅館の名前になっているように、原滝、向滝、など湯川渓流に沿って小さい滝が無数にあるようです。
東山温泉街、滝も街並みも大好きです。
最後に…
今年初めの…一冊の本との出会い。それが滝巡りの初まりでした。
東山大滝。ぜんぜん有名な滝じゃないし。
全国の滝巡りをしている人からしたら、確かに評価の低い滝かもしれません。
ただ会津に住む私にとって、東山ダムの水を運ぶ上流に、ダイナミックな滝がある…。
自分の生活圏内で、生活用水としてプールされているダムの源流にある滝。その事実を知って、 実際に見て、水しぶきを浴びて来れたことは、感動としか言いようがありません。
自分の目で確認できたこと。それを息子にも見せてあげれたこと。そんな滝巡りに喜びを感じる旅でした。
さいごの最後に…紅葉の東山大滝は絶景でした。
今回の水系スピリチュアルブロガー花子(@a10hon51)の話はここまで。