登録販売者&転職マニアの花子です。今日は雑談。
オフの時間に、地元の温泉街を散策しました。高校生、短大生の時、「いろんなバイトをしたなぁ~。」としみじみ思ったので、今日はそんな話。
なんか映画のセットみたい。
— しん・り爺 (@lrST30nEer9tO0u) August 17, 2019
昭和感がたまらん。
花子さんに感化され
パンフレットや入場券などを
まとめようと
スクラップブックを
100均で購入してきた
私が高校生&大学生のころは、バブルの絶頂期でした。
田舎なので、ディスコとかはなかったですが、「失楽園」がブームの時期で、のどかな温泉街も活気に、わき溢れている時代でした。
当時は最低賃金が580円程度でした。
①温泉ホテル朝市スタッフ
25年前:時給850円+歩合制
時間:AM5時~10時
期間:紅葉時期9月末~11月
内容:早朝から観光物産品の販売をする。
田舎のホテルなどで見たことありませんか?
アワビの山塊漬け、シイタケの佃煮、味噌汁の素など、朝だけ売店の脇で行っている即売会。
あれの売り子です。特に当時はバブル時代で、みんなお金のある時代。
朝食も今のようなバイキング形式でなく、団体ごとに部屋が仕切られ、お膳が準備されていました。
朝食会場に、二十歳になりたての売り子が「おはようございま~す。」とあらわれて、ひとりひとりのご飯の上に、シイタケの佃煮やあわびの山塊漬けを載せてあげます。
「みなさま、1階の会場脇で物産品の即売会を行っております。お帰りの際には、ぜひ、お土産をお求めください。おまちしておりま~す。」(笑顔)
こんなふうに、若い娘たちが、明るく物産品をPR活動をするので、おじさん達、けっこう買ってくれました。
しかも、その日の売り上げが10万を超えたら、『1000円の大入り袋』GETできる仕組み。当時の時代が良かったんでしょうね。
ちなみに今は、25年前と時給変わらずです。
②羽黒神社の巫女
30年前:時給1000円
時間:PM11時~AM6時
期間:正月。1月1日のみ
内容:絵馬、破魔弓の販売。
これは私でなく、姉。
姉が高校生の時に2回やってました。当時は、青少年育成条例とかなかったし(18歳未満の深夜徘徊の禁止条例)、労働基準法の未成年雇用の取り締まりとか、雇用側に求められていなかったんですね。
白い着物に朱色の袴を着て、すごくかっこよかったです。
姉のバイト姿をみたくて、私も友人と自転車で元朝参りを羽黒神社までいきました。かなり山の上の神社ですが、元日は、やはり参拝客多いです。
姉は、美人系の人なので「巫女のバイト中にナンパされた」といってました。
時代は、『不良少女と呼ばれて…』の時代。清純系の巫女さんに声をかけたくなる男性が多かった時代でもあります。
巫女のバイト、今の方が安いみたいです。
③スキー場スタッフ
25年前:時給800円
時間:AM11時~PM3時
期間:短大の冬休み
内容:レストハウスの店員&スキー場整地。通勤送迎付き。昼の賄い飯付き。
昔、東山の奥に『OOSUGOスキー場』がありました。もう20年以上前に潰れてしまったスキー場です。
『わたしをスキーに連れてって』の恋人がサンタクロース♪~♪のあの時代。どこのスキー場も大盛況でした。
でもこのスキー場は、地元の人もどこにあるか…知らないくらい、穴場中の穴場のスキー場でした。
混雑するスキー場がイヤな人や「これからスキーを子どもに教えたい」そんなマイナーな方々が訪れるのが、このoosugoスキー場。
ですから、レストハウスも混むわけでなく、カレーの味見だけでおなか一杯になれるようなスキー場でした。
楽しかったのがスキー場の整地。スノーモービルを使って整地するのですが、パウダースノーでスノーモービルを乗り回すのが快感な仕事でした。
人が多いスキー場は、整地もキレイに行うのでしょうが。人もいないスキー場なので、整地素人の私もやらせてもらえたのは嬉しかったです。
現在のスキー場スタッフ。農家の方が、閑散期にスキー場スタッフすること、多いです。
ちなみに、星野リゾートの整地。
超絶うつくしい。
最高のコンディションです! pic.twitter.com/XStExghYPN
— 星野リゾート アルツ磐梯 (@altspato) February 14, 2019
④皿洗いスタッフ
25年前:時給750円
時間:PM9時~PM11時
期間:週末の夜。
内容:ホテル内酒場の洗い場
これは、旦那さん。
昼間は正社員として働いて、週末の夜に皿洗いのバイトをしていました。皿洗いなので、副業していてもばれなかったのがイイみたいです。
仕事自体は楽しくなかったけど、そこのママさんに気に入られて、良くしてもらったそうです。
今も時給は変わらないようです。ホテル内酒場の洗い場は、顔を出さないので、昔から副業に人気スポットです。
⑤武家屋敷内食堂
30年前:時給580円
時間:PM9時~PM16時
期間:2回で辞めた
内容:ラーメン屋店員。
東山の近くに武家屋敷があります。今では武家屋敷内の食堂も格式高めのお店になっています。
昔は、ラーメン屋さんが入っていました。そこで高校2年生の時に、学校に内緒でバイトしました。
当時、木村一八が主役の白虎隊が、テレビ放映され、武家屋敷も大混雑。注文取りと注文の品出しだけで、パニックになり…2回行って辞めました。
校則も厳しい高校でしたので、見つかるのも面倒だし。パニックになるほど忙しいのに、時給580円は割に合わない気がして…やめてしまいました。
全然、たのしくなかったです。でも、初めて勤労した時でしたので「人様からお金をもらうって大変だ!!」と労働の厳しさを体感できたのはいい経験でした。
今はラーメン屋さんの時給はだいぶあがりました。でも、今も昔も、福島県の最低賃金ギリギリのラインの時給で推移しています。
さいごに
今回、情緒ある東山温泉を散策して、「あんな仕事したな」なんて、昔を思い出しながら、街散歩をしました。
『働くって、きびしいけど、たのしい…』そんなことを若いころの私に教えてくれた街の話でした。
※この求人情報は2019年2月時点の内容です。
今回の花子(@a10hon51)の話はここまで。