「慧日寺資料館の奥に美味しい湧水あるんだって…。」10年前、仏都会津の発祥起源について調べるために、慧日寺資料館を訪れたことがあります。仕事でですけど…
当時は金堂、中門がまだ建設中。再建されていなかったから、今みたいな神々しい感じの慧日寺跡ではありませんでした。
再建中の慧日寺跡から少し離れた場所に磐梯山慧日寺資料館があって、その奥に湧水がありました。
住民の人たちがポリタンクをもって汲みに来ているのは知っていたけど。別に「水なんて水道ひねれば出るのに。もの好きだな」くらいに当時は思ってました。
今回は、慧日寺資料館の脇の湧水。
『日本湧水百選 磐梯西山麓湧水群 慧日寺資料館編』を書きます。
磐梯山慧日寺資料館の場所
県道7号線 沿いに大きな石碑『史跡 慧日寺跡』があります。そこから赤い橋に向かって曲がると、慧日寺の標識が出てきます。
慧日寺と慧日寺資料館では駐車場が違います。ここの敷地は広いです。史跡か資料館か。きちんと目的の場所に駐車したほうがいいですよ。
龍の落とし水
慧日寺資料にある湧水。ここには『龍の落とし水』という名前が付けられています。
すごい勢いで水が出てます。あふれ出るってこういうことを言うのか…と、思うくらい勢いよく水が湧き出ているんです。
澄んでいて、とても美しい湧水です。
湧水好きには、たまらないくらいテンションが上がる場所です。
①岩の割れ目から出ている湧水と②単管パイプから出ている湧水があります。どちらも源流は同じ。龍ヶ沢湧水から引いています。
めっちゃ、冷たい。あつい夏なら、見に来るだけでも涼めます。
日本湧水百選『磐梯西山麓湧水群』の原泉は龍ヶ沢湧水です。地図見てみて。
慧日寺資料館の水はココから引いているんですね。( ´ ▽ ` )ノわぉ~~。
慧日寺資料館の湧水の近くにある案内看板も素敵。銅板製。緑青が出てちょっと渋い。
【銅板の内容】
龍の落とし水
この清水は日本湧水百選 龍ヶ澤湧水を引水しています。龍ヶ沢では古代より雨乞いが行われていました。1969年4月
過去記事:龍ヶ沢湧水に感動した話。
銅板内容に登場する『龍ヶ澤湧水』が下記画像。神秘的。山岳信仰の地なんです。
『龍の落とし水』のすぐ近くにも祠があります。まずは参拝させていただきました。
祠から水に対する信仰がうかがえます。雨乞いの聖地から引水しているパワースポット水ですから。(´∀`*)ウフフ
コンコンと溢れでてくる『龍の落とし水』。ほんとうに美しい水です。美味しい。
日本湧水百選 磐梯西山麓湧水群会津 磐梯町#会津 #湧水 #湧水百選
『道の駅 ばんだい』付近に来た時は、ちょっと足を延ばして『龍の落とし水』飲みに来てほしいです。(≧▽≦)。
ちなみに、龍ヶ沢湧水から水を引いて飲める場所がもう一か所。磐梯ゴールドライン沿いの栄泉酒造です。ここも素敵でしたよ。
慧日寺資料館の敷地
ココの敷地はすごく広い。見どころいっぱいあります。
仏都会津の歴史や山岳信仰に関心がある人なら一日中いても飽きないかもしれません。
磐梯町のパンフレットから抜粋した敷地の地図がこちら。
慧日寺金堂の説明は下のサイトがいいです。画像が美しいし、見どころも知れますよ。
私はそれ以外の部分をご紹介しますね。
磐梯山恵日寺資料館の庭
キレイに整備されているので、お近くにお住まいなら散歩コースに最適だと思います。猪苗代周辺に遊びに来た際も、かなり是非立ち寄ってほしいです。
資料館外観です。
【問い合わせ先】0242-73-3000
今回は入館しませんでした。冬期間12/1~3/31までは開館していません。
それに伴い、駐車場にあるトイレ、こちらも閉館中は閉鎖されます。冬期間中、『龍の落とし水』は汲み取りにこれます。でもトイレはその期間は使えないんです。
近くの『道の駅ばんだい』のトイレをご利用ください。
慧日寺資料館は、お願いすれば、学芸員の方がガイドをしてくれます。
何度も言いますが、滝行などの山岳信仰系(飯豊連峰なども含む)に興味のある人、けっこう楽しめる資料がたくさん展示してあります。必見ですよ。
入館料です。
資料館周辺のお庭はとてもキレイです。私が訪れた時期は、ツツジが満開でした。
下の写真は、ツツジと湧水のコラボを撮影したかったのですが…。うまくフレームに収めきれませんでした。
慧日寺資料館の敷地内はお庭散策は、せせらぎの景観と植物が美しいです。
広葉樹林もあるので、紅葉時期も素敵なんだろうなぁ。
させらぎ沿いにアジサイの株がたくさん。反対側の水辺には菖蒲が…。入り口付近の池には蓮の群生。見ごろを想像すると、もう、歩いているだけでワクワクです。
6月~7月はアジサイと蓮の花が見ごろを迎え、かなりキレイな撮影スポットになる予感がします。 う~ん。7月下旬にもう一度いこうかな。
追記--7月初旬訪問の様子---
駐車場近くの池には蓮が咲いていました。
ここは日影にアジサイの株が群生しているから、7月下旬が見頃です。車の排気ガスもかからずに咲く花々は美しい。
是非、散歩がてら見に行ってほしいスポットです。
私が訪れたのがam9時くらい。
小雨の降る日。お庭整備の係の人が、景観整備されてました。湧水の流れ口あたりの落ち葉や小枝を拾ったり… 。
こういう方々のお陰で、ココの湧水が支えられているんだよね。ありがたい。
慧日寺周辺の川
これらは2月に撮影したものです。初夏の今は多分、もっと緑が美しいと思います。
この周辺の苔の生え方が格好いいんだよね。毛並みの長い深緑の苔類が群生してます。
仁王堂の隣の川です。こんな景観をみながら慧日寺の敷地散策も楽しいと思います。
お気に入りスポット。龍宝寺
龍宝寺の標識の先はなんだか薄暗い小路になります。こういう小路はワクワク高まります。
暗影にそびえ立つ塔。
乗丹坊供養塔…お墓みたいな…??。今回はこの説明は割愛します。奥のお堂に進みます。
めっちゃ、カッコイイお堂でした。あまり素敵すぎて画像加工を強めにしてみました。
磐梯町 龍宝寺 不動院ひっそりと佇むお堂が素敵。#パワースポット巡り#パワースポット#パワースポット神社仏閣
慧日寺周辺の散策、龍ヶ沢湧水への散策。
会津のこと、もっと、もっと好きになれるスポットですよ。是非、是非、歩いてみてほしいです。(≧▽≦)おすすめ。
さいごに…
10年前には湧水なんて…全く興味がありませんでした。
私が湧水に興味、関心をもつようになったのは、東日本大震災が大きく影響していると思います。断水によってライフラインが断絶されると…生命をも危うくなる境遇に誰しもがなるからです。
どこに飲める水が湧いているのか。どのくらいの量か。環境省が湧水と認定して水質検査されている水なのか…。
それを知っているだけで、もし大災害が起きた時、自分とその周辺の人々を救うことができる気がするんです。…とはいうものの、湧水探しは、ほとんど私の趣味ですけど。
「会津地方は、なんて水に恵まれた素晴らしい地域なんだ!!」湧水探しをしていると感謝の気持ちが芽生えてきます。大地に…。太陽と雨にも…感謝。
これから少しずづだけど「観光ガイドマップに出ていない水系パワースポットを探す旅」をコツコツ制覇していきますよ。( ´ ▽ ` )ノ
雨の日は湧水散策
会津 am9時 磐梯町 小雨。
— 花子(登販 夜勤専属) (@a10hon51) 2019年5月28日
日本湧水百選の磐梯西山麓湧水群を
完全制覇しました。
小雨の日は湧水探し╰(*´︶`*)╯♡#iPhone越しの私の世界#ふくつぶ #福島撮影隊 #会津若松 #会津カメラ部 #ftvみんなの天気#パワースポット #会津の宝探し pic.twitter.com/0MHGASEvsE
梅雨入りしました。
はてなブログの今週のお題は「雨の日の楽しみ方」。今までは雨…あんまり好きじゃなかったです。
雨って、緑の色を更に美しく…、滝には迫力を増してくれます。湧水探しや滝巡りをするようになって、雨が好きになったんです。
雨を甘くみて、命の危険を顧みないのはダメだけど。小雨の散策なら、楽しいです。雨だから水滴がついた綺麗な花を見に行く…。そんなのもアリだと思います。
今回の水系スピリチュアルブロガー花子(@a10hon51)の話はここまで。