「滝沢の観音様まで、わざわざ御朱印もらいに来てくっち、ありがとなし。いやいや。どっから来らっただよ。」御朱印受付所の婆ちゃんが私に話しかけてくれます。
2019年は令和元年を迎え、テレビでは御朱印ブームの報道がありましたね。
令和最初の御朱印。私は『滝沢観世音』で頂きました。
なぜなら滝沢観世音が会津三十三観音で一番好きな場所だから…。
今回は、会津若松駅から車5分で行ける滝。
とても魅力的な『滝沢不動滝』について書いていきます。
滝沢不動滝の場所
会津若松駅から車で5分の場所に滝沢不動滝(白糸の滝)があります。地図は白糸神社になっています。
じつは、白糸神社、滝沢観音堂、滝沢不動尊の3つのお堂が滝の前にあるんです。
滝沢不動滝のおすすめポイント
滝巡り初心者さんにこそ、おすすめしたい!!。滝沢不動滝の『おすすめポイント』をご紹介します。
①滝が美しい
滝沢不動滝は美しい。落差15m。別資料には25mとも書いてあるけど…。
会津若松市街地がすごく暑い時に、この滝沢不動滝の参道に入るなり一気に体感温度が下がります。ほんとうに不思議です。すごく涼しいんです。ここ。どんなに日照りの年に来ても、滝の水が枯れることはありません。
滝沢不動滝の形状は滝口と滝壺は一つ。滝の流れが分かれている分岐瀑です。また、途中に段になっているため段瀑でもあります。
肉眼では美しいのですが…全体写真を、しかもiPhoneで撮影しようとするとなかなか難しいです。
滝の岩肌がゴツゴツしてて流れが白っぽく見えるため別名『白糸の滝』とも言われています。
②近い。安全。行きやすい。
会津若松市内から近い…と言うより…市内だし。場所的には、会津若松駅から5分。飯盛山から2~3分。
そんな場所にあるにもかかわらず、滝&神社仏閣などに興味がない人は、会津の人でも知らないらしいです。
知らないことにビックリの私Σ( ̄□ ̄|||)
「滝を見学」なんて山道を登らないと行けなそうですが…。
参道も整備されているため駐車場から5分くらいでいけます。歩く道はほぼコンクリートで整備されていますので、歩きやすいです。階段が急ですので、ご年配の方、足の不自由な方は、体の具合と相談して、参拝しましょう。
参道に、花がいっぱい落ちてました。
滝に行きやすい!!! おすすめポイントとして、これは重要な部分です。
③文化財の価値が高い
この滝沢観音は、日本遺産に登録されているんです。 会津三十三観音の18番札所。そのため、参拝にいらっしゃる方もいるのですが…。
物凄い参拝客がいるわけでもなく、ひっそりと静かないいところです。
第十八番札所 滝沢観音 | 日本遺産「会津の三十三観音めぐり」
また、ここの滝。戊辰戦争の際に白虎隊が退却するときに、この滝沢不動滝を下り、洞門をくぐり飯盛山にたどり着いたことでも知られています。
滝沢峠 | 八重が刻んだ「足跡」 | 八重のふるさと、福島県
すごくないですか。この滝を下るって…。
(;゚Д゚)やばいよ。あぶないよ。怖いよ。
④苔好き必見スポット
滝沢不動滝のコケが美しい。私は苔が大好き。大好き。好き。好き。
苔に逢いたくなったら、ここに来ます。私、月1回は必ず、この滝と苔に逢いに来ています。
御不動様が凛々しい。その周りの苔もキレイ。
参道に咲く花たちにも癒されます。観音堂に着くまでの参道が、とても自然あふれていて大好きです。
撮影ポイントを探す
滝沢不動滝の目の前に白糸神社があります。
滝を撮影するにはどの地点で撮影するのがベストなのか、いろいろ研究してみましたので、書いてみます。この写真は橋の上から撮影。
その前に滝沢不動滝周辺の建物など、配置状況をストリートビューでご確認してみます。
俯瞰図はこんな感じ。ちなみにストリートビューの男性は観音堂前に立ってます。
①橋の下の石から撮影
以前よんだブログに撮影ポイントは橋の下の石から…。との記事を読んだので、実践してみました。
石段を下がった広い石から撮影した画像がこちら。
分岐瀑の片側しか撮影できません。
②不動尊の裏
不動尊の裏側はこんな感じになってます。
なかなかいいショットが狙えそうです。三脚を使う人ならここで撮影がイイでしょう。
iPhoneなどお手軽撮影隊は、勇気をだしてもう2~3歩右側に。この撮影場所は、自己責任の範囲で挑戦してください。
分岐瀑が美しく撮影できます。滝沢不動滝のベスト撮影ポイントはここだと思います。
③白糸神社の裏
白糸神社の前で撮影すると荒々しい写真が撮影できます。しかしカメラを落とさないよう注意する必要があります。
(≧▽≦) 会津若松市(公式)Instagramでもリツイートして頂きました。是非読んで。
④観音堂の上から
観音堂の坂を滝全体が見渡せる高さまで、登ってみます。
不動尊裏からの撮影は、ベストショットですが、段瀑より上の部分が撮影出来ていなかったことがわかります。
観音堂の上から見ると滝の落差25mの説の方が正解かも知れません。
白虎隊の話に戻りますが、15歳くらいの少年たちがこの滝を下って退去した話。滝の全貌を見ると、恐ろしさが増します。胸が痛みますね。
この滝は撮影者泣かせの滝ですので、行くたびに滝の撮影地点を探しています。
⑤手水舎
神社仏閣では必ず、手水舎の動画も撮影しています。
#御神水#福島県会津若松市#会津若松 #うつくしまふくしま#会津の宝探し #ふく写コン2019会津 滝沢観音 不動滝
滝沢不動滝。いろいろ知れば知るほど、大好きになるんです。
滝沢不動滝の駐車場
カーナビを設定するときは『滝沢本陣』でセットして、そこを突き進むと上のような看板が出てきます。あとは道なりに行くと、すぐです。
滝沢不動滝の駐車場は、看板がありません。
上の画像のように開けたスペースがあるだけです。U字溝などが置いてあります。そこに車を止めましょう。週末なら、数台の車が駐車している可能性があります。初めての訪問なら、週末行くのがいいでしょう。
この階段を歩いて5分ほどで、滝沢不動滝に着きます。
滝沢観世音の御朱印
Instagram post by 花子(登録販売者) • May 27, 2019 at 2:12pm UTC
令和最初の御朱印を『滝沢観世音』で頂きました。
会津三十三観音の御朱印所は、無人の観音堂が多いため、観音堂を下った民家が御朱印所になっていることが多いです。
滝沢観世音も同様、車で2分ほど下った民家が御朱印所になっています。壁に『番所 御朱印取扱所』と小さく書かれています。
この家のおばあちゃんによると…。
「去年から頼まれてウチで番所をやることになったんだ。みんなには『出かけられなくて、大変だべした』って心配されてるけど…。
みんな(滝沢の)観音様に来てくれんだもん。こんな脚が悪くったって、オレで手伝えるんだったら…やんべ…って番所を受けたのよ。」と、教えてくれました。
うんうん。そうなのですね。(*'▽')
だから、スタンプ御朱印だし。日付もない御朱印だけど、地域の人々の協力で日本遺産 会津三十三観音の御朱印は成り立っているんです。
こういう人情味を感じるのも『滝沢不動滝』の魅力です。
最後に
どうしても気になることがあったので書きます。
滝沢不動滝の参道の地層
滝沢不動滝の参道を歩くと周りの石が青色なのに驚きます。ほんとうにチョコミントみたいな色をした石。
参道の隣の川の壁面も青色。ほんとうに不思議な色をしているんです。
この石、蹴るとすぐポロポロと崩れてしまいます。
ずっと疑問に思っていたのですが、調べる術もなく…。
だめもとでジイちゃんに聞いてみました。
「これは緑色凝灰石って言って、海底火山がおきた火山灰が海水によって固められて、それが隆起してこの石になっているんだ。」
ほぉ~。そうなんだ。Σ( ̄□ ̄|||)
しかも、栃木県にある日本遺産
『大谷石地下採掘場跡』で、緑色凝灰石が採掘されていたって話も聞きけました。
今度『大谷石地下採掘場跡』でこの不思議な石…緑色凝灰石について見学してきたいなぁ。
ぜんぶ含めて滝沢不動滝が大好きです。
今回の水系スピリチュアルブロガー花子(@a10hon51)の話はここまで。