登録販売者の花子です。
今回は「整腸剤の選び方」の話。
整腸剤の選び方
整腸剤とは、わかりやすく言うなら
「整腸剤とは、腸内環境を整えて下痢や便秘などの症を緩和させる薬」です。
お腹の具合ごと(タイプ別)に、おススメの整腸剤を選んでみます。
①便秘ぎみ。下痢ぎみ。
おなかの調子が悪い方は、疲労やストレスや、食べすぎなど、いろいろな原因があるかと思います。
でも「このところ、おなかの調子が良くないなぁ…。」そう感じている人は、実は、腸内フローラのバランスが乱れているのかもしれません。
そんな時は、腸内環境を整えるのが効果的。
お腹に良いと言われる善玉菌を整腸剤で補うことで、お腹の環境を整える効果が期待できます。
お腹の調子を整える。これは、便秘ぎみ、下痢ぎみ、どちらの症状にも効果が期待できるんですよ。
【おすすめ市販薬】
新ビオフェルミンS錠
新ビオフェルミンS細粒
新ビオフェルミンSは、昔から家庭に常備されている事から安心感から売れています。
ビフィズス菌、フェーカリス 菌、アシドフィルス菌を配合。 菌の特性はクリックすると表示されます。
整腸剤で、乱れた腸内フローラを整える場合、即効性は期待できません。継続的に飲むことで、徐々に調子を整えることができるのです。
②お腹の張りを解消したい時
お腹の張りや膨満感を解消したいというニーズには、「ガスピタンa」等の製品があります。消泡剤が胃や腸内に発生したガスだまりをつぶす効果があります。
【おすすめ市販薬】
クリックすると添付文書、商品説明が確認できます。
これらは、お腹の中にあるガスを減らす作用があるので、ガスが原因でお腹が張って仕方ないときに上記のような市販薬が選ばれています。消泡剤:ジメチルポリシロキサンが配合。
これらは、おならだけでなく、ゲップが出やすい人にも有効な成分です。
③お腹だけでなくて、胃の調子もあまりよくない方
お腹と胃、両方の調子が優れない方は、指定医薬部外品の整腸剤ではなく、第3類医薬品の整腸剤を選ぶことをおススメします。
第3類医薬品には、腸の調子を整える生薬だけでなく、胃の調子を整える生薬などが配合されています。
クリックすると添付文書、商品説明が確認できます。
(1)加齢や食生活の変化、不規則な生活、ストレスなどにより胃と腸の調子が優れない方には、ザ・ガードコーワ整腸錠α3+。
(2)主にお腹の調子が優れなく、消化不良などがあるときは、太田胃散整腸薬。
(3)胃のムカつき、ゲップ、腹部膨満感でおなかの調子も良くない方には、パンシロンビオリズム健胃消化整腸薬。
④お腹が弱くて十分な栄養が食事から上手く摂れない方
エビオス
強力わかもと
高齢者や病後など、お腹の調子が良くなくて、食事だけでは十分な栄養が摂りにくくなっているときに上記のような製品が選ばれています。
エビオスは古くからある商品で、ビール酵母が弱った胃腸の調子を整え、更には不足しがちな栄養素をバランスよく補える事で評判です。
不足しがちな善玉菌を摂取したいけど、医薬品はちょっと不安といった方が購入されています。
最後に…
みんなが知りたいのは、どんな時に、どれを選べばいいの?
そこだと思います。
本日もざっくりとした内容ですが、もう少し整理して、記事を深めたい…そう思う花子でした。