「きれいな湧水を探したかったら、酒蔵から追っていくと面白いんだぞ」とジィに言われました。
福島市に行くため、冬季通行止め解除になった磐梯吾妻ゴールドラインを通ろうと思ったら…榮川酒造の酒蔵を通りかかり…偶然にも湧水発見。も~大興奮です。
今日は、そんな水との嬉しい出会いの話をしてみます。
湧水百選の酒蔵に出会う
「こんなところに湧水あったんだ!!」
湧水や滝など水に関するパワースポットを探す旅を2019年から始めた私。
磐梯吾妻ゴールドライン手前に『榮川酒造』の看板を見つけました。
たまたま、遭遇した榮川酒造の酒蔵に、ドキドキ大興奮。はっきり言ってヤバい興奮状態です。
たとえるなら、初恋の人を街で見かけた時のような、緊張と興奮状態。
…と、言いますのも2か月ほど前、美しい湧水を探す旅をして、磐梯西山麓湧水群に一目惚れをしてしまったからなんです。
磐梯西山麓湧水群
環境省で認定する日本湧水百選。
「やっぱり会津の水、おいしいから名湧水あるよね。」と、とりあえず会津若松から30分で行ける龍ヶ沢湧水に行ってみました。
詳しくは過去記事をどうぞ。
龍ヶ沢湧水の散策をして、もぅ…一目惚れ。水はうまいわ。観光地化されてない雨乞いの聖地だったんです。
散策後、わかったこと。
①龍ヶ沢湧水
②榮川酒造の湧水
③恵日寺の湧水
この3つで日本湧水百選『磐梯西山麓湧水群』とされているんです。
「いづれチャンスがあれば、3か所制覇のために巡ってみたい」そんなふうに頭の片隅にはあったものの…いづれ…と思っていたけど、それが、思いがけず突然目の前に。
『榮川酒造』の看板が現れたのだから、当然、大興奮になった次第です。
酒仕込み湧水。榮川酒造
平日の午前中だけど、榮川酒造の駐車場には車が3台止まってます。2台は県外ナンバーだから、観光客なのかしら。
敷地内に榮川酒造の直売所『ゆっ蔵』ってお店があって利き酒販売所なんだって。
お上品な感じの都会の老夫婦が、数分後には、両手に購入した日本酒をもって直売所から出てきました。
こちらから挨拶したら、湧水のことも教えてくれて「ここの水、すごくおいしいのよ。絶対飲んだ方がいいわよ。」って。
この湧水の風景。是非、是非みてください。もう、心そそられませんか? 私の心わしづかみです。
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先程のお客様は、神奈川県からわざわざ、この名水でつくられたお酒が欲しくて買いにいらしたんだって。ビックリ。(´∀`*)へぇぇぇ。
お酒について、レポートしたいのですが。
私、お酒が全く飲めず、運転のため、利き酒にも挑戦できず…。うまくレビューできず、ごめんなさい。
榮川酒造のお酒は「柔らかな口あたり」のようです。
「水がうまいとその土地の酒はうまい。」冒頭のジィの言葉を思い出します。
震災の時、命をつないだ水
神奈川ナンバーのお客様と立ち話をしていたら、会津ナンバーの車がやってきました。
なんと…。10mホース持参。
水の容器、40本近くを持ってきたみたい。
何が始まるのか…。
ドキドキ、ワクワクしながら見学してみました。蛇口の湧水にホースをセット。水の容器にドンドン、水を汲んでいきます。
気になって聞いてみたら「お風呂と洗い物以外の生活用水は、すべてこの水で生活している」って言うんだよね。
毎週来て、榮川酒造の水を一週間分足りるほど頂いているらしいです。これもビックリ。(^▽^;)
ここ福島県会津では、2011年の東日本大震災の時、地震による影響で断水していた地区もありました。原発から100km以上離れているから、放射能の影響は受けなかったですけど。
その未曾有の災害の中、この榮川酒造の水に助けられた人もいる…なんて話も聞いたことがあります。
普段、蛇口をひねれば出て当たり前の水がでない。
そんな時、「磐梯山からの湧水が私たちを助けてくれた」と思うとジーンとくるものがあります。
ここの水は酒蔵の仕込み用水に使われていることもあり定期的に水質検査が行われています。
だからこそ、この名水を信頼して、災害の時に汲みにきたんでしょう。
【榮川酒造 問い合わせ先】
0242-73-2300 榮川酒造株式会社
感謝を言い表す語彙力がないのですが…
「自然ってありがたい」です。
榮川酒造様、ありがとうございます。
天然水で流水麺を食べる
じつは、この日の予定、福島市土湯にある滝を見に行くのがメインイベントでした。
偶然こんなおいしい水に、であえるなんて。
前日、水と麺つゆだけで食べられる流水麺を半額処分品でGET。
福島市の滝を見る前に、どこかの公園で流水麺を食べようと、めんつゆと小どんぶりの器も準備していました。
でも、でも、流水麺。
ここで食べなきゃどこで食べる!…そんな勢いで、いきなり昼食タイムを決行することにしました。
ズルズル、ズルズル。
「ん。うまい。(*^▽^*) 最高!」
流水麺をたいらげました。
こんな名水で食せるなんて、なんという贅沢。
偶然通りかかった榮川酒造の湧水との出会い。かなり感極まってしまいました。
最高の腹ごしらえをして、榮川酒造の湧水を後にして…土湯へ出発!
お土産にしたい湧水
『道の駅ばんだい』で磐梯西山麓湧水が購入できます。
でも、なぜこのパッケージにしたのだろう。怖いよ。おどろおどろしい。
変わり種、名水にちなんで開発されたらしいサイダー餅。友人のお土産にあげてみました。
なかなか美味しかったそうです。わたしは食べてないけど…。
今回の水系スピリチュアルブロガー花子(@a10hon51)の話はここまで。